あいさつ回り・お礼
仏事は、葬儀の行事とか法要などなにかとたいへんなことが続きます。故人の供養のためにも、この手引きをご参考になさって、ご先祖を末永くご供養ください。
事務引き継ぎの際確認すること
火葬もすみ、葬儀も一段落したところで、喪主はその日のうちにも世話役の人から事務の引き継ぎを受けます。
世話役から引き継ぐのは、会葬者名簿、供物や香典の控え、弔電や弔文のつづり、会計の清算、立替金の返済などです。
また遺族の気がつかなかったような弔問客の心づかいなども聞いておき、あいさつ回りのときに、お礼を述べるようにします。
直接あいさつに行くべきところは
葬儀委員長をはじめ、故人の恩人や社会的地位の高い人が会葬戴けたときは、会葬礼状だけですませずに直接あいさつに伺うのが礼儀です。
そのほか葬儀で特別に世話になった人にも会葬のお礼にまわります。
一般会葬者には、会葬礼状をもってあいさつをすませます。
あいさつについて
●挨拶回りの服装は地味なものを。
葬儀直後の挨拶回りには、なるべく喪服を着用します。
2〜3日後の場合は、地味な平服で挨拶に伺う方が自然です。
葬儀の間、喪主や遺族は、故人の恩人や社会的地位のある人に対して、見送りや出迎えもしなくて失礼なことも多かったはずです。
こうした目上の人に対しては、「お忙しい中をご会葬くださいまして、ほんとうにありがとうございました。○○様にお別れをしていただきまして、故人もさぞ満足だったことと存じます」といったあいさつをすればよいでしょう。葬儀で特別に世話になった人には「昨日はいろいろお世話になりましてありがとうございました。おかげさまでとどこおりなく葬儀をすませることができました」といったあいさつをします。正式なご挨拶は忌明けにしますので、このときは手ぶらでかまいません。この挨拶は死亡の知らせと同様、昔から二人で回わる習慣がありますが、最近では喪主が一人で出向くことも多くなっています。
喪主が疲れている場合は、親族の誰かが代わっても失礼ではありませんが、おもだった人にはなるべく喪主がお礼を述べるべきでしょう。
葬儀全体について手を貸して下さった世話役の人には、特に丁重にお礼を言います。そしてお礼の品または礼金を持参します。お礼の品物は奉書紙、半紙などに包み、黒白または銀の水引きで結び、のしはつけません。礼金は白封筒に入れ、上書は品物、お金いずれも「御礼」とします。隣近所への挨拶は、日頃つきあいのない家でもしなければなりません。葬儀当日、車の出入りが激しかったり、大なり小なりの迷惑をかけているからです。
世話役、手伝いの人へのお礼
世話役や手伝いの人には、ふつう葬儀のすんだ夜に食事を出して感謝の心を表します。とくに台所の世話などなにかと手伝ってもらったような家には、忌明けにお礼の品物を持って伺ったほうがよいでしょう。ただし近所の助け合いなどはお互いさまなので、あまり高価なものはさけるほうがよいでしょう。


