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金仏壇について

金仏壇の品質表示例

3日本の2大伝統仏壇のもう一つ、「金(塗り)仏壇」の品質表示の例です。
精巧さなど職人の腕はもちろん、金仏壇の品質の違いは塗装仕上げと金箔で変わります。
新しく仏壇を購入するきっかけは新仏の位牌を納めるためという場合が多くなります。

塗装仕上げ

カシュー仕上げ

カシューは主原料は熱帯植物の漆科植物で、その実のカシューナッツの殻から摂取した油分で「人工漆」や「代用漆」といわれるものです。光沢ある塗膜を表現でき、色数も多く混色も可能で耐水性にも優れ安価です。

漆仕上げ

漆の木から分泌する樹液を集めたもので乳白色の天然樹脂塗料を、何度も塗りを繰り返し、「漆風呂(うるしむろ)」という湿度の高い戸棚の中で、乾燥させます。

1)「下地」→「研ぎ」→「乾燥」を何度も繰り返す。

2)「墨塗り」→「研ぎ」→「乾燥」→「下塗り」→「研ぎ」→「乾燥」 を何度も繰り返す

3)「中塗り」→「研ぎ」→「乾燥」を何度も繰り返す。

4)「上塗り」→「蝋色仕上げ」→「研ぎ」→「乾燥」で仕上げる。


 

金箔の厚さ

仏壇に使用されている「金箔」(金粉も)は金、銀、銅などの合金で、金の純度98%で赤みがある五毛色(ごもうしょく)から、一号色、二号色、三号色、四号色で、1枚ずつ手作業で仕上げます。

1)「漆塗布」

2)「箔押し」・「金粉蒔」

3)「乾燥」

これを重ねていきます。
使用する金箔の質や重ねの厚さにより、品質=価格が変わってきます。